こんにちは、地域おこし協力隊の小田島です。
白滝ジオパークでは、小中学校や高校への出前授業を行っています。
今回は、瞰望大学(がんぼうだいがく)への出前講義の様子をお伝えします。
瞰望大学は、町が主催している、60歳以上の方を対象とした学びの場です。
学生のみなさんは学ぶ意欲に溢れ、自ら活動されています。
この日は、「ジオパークを地域で楽しく学ぶ」をテーマに、学芸員が講義を行いました。
ジオパークの取り組みや、私たちの暮らしが地域の大地や自然と密接につながっている事が話されました。
講義の合間には、白滝の水で淹れたお茶と、フランスの水で淹れたお茶を、全員で飲み比べてみました。
お茶の味はかなり違ったものでした。
大地の違いが水の硬度に影響を与え、日本茶は、フランスの硬水よりも、日本の軟水で味が良く出ることを実感できました。
水の違いは両国の料理にも反映されていて、日本では昆布などでとった出汁による料理が発達し、フランスでは獣肉を煮たフォンドヴォーのような料理文化が発達したことにも納得できました。