7月11日(土)、白滝山岳会で、平山の登山道整備を行いました。
例年、6月半ばに整備し、6月最後の日曜日に山開きがあるのですが、今年は新型ウィルス感染拡大防止のため、山開きの登山は中止となりました。 安全祈願祭が6月26日に行われ、整備もいつもより遅れての実施です。広大な山地で、きれいな空気や自然を楽しめるのが登山です。入山規制はされていなかったものの、緊急事態宣言中には、訪れた先の方々や自身の身も守るため、山岳四団体から、山岳スポーツ自粛の呼びかけがありました。
そのため、やや体がなまってしまった会員も・・。私も含め、そんな不安を笑い合い、お互い励ましあいながら、ゆうに5キロはある刈払い機や燃料を持って、山に入ります。
整備の時期が遅くなったため、フキや笹、触ると痛いイラクサなどが、登山道を覆いつくしているところもありました。
朝のうちは曇り空で、昼頃から山の上の方では細かい雨も降り、眺望は望めませんでしたが、暑くなりすぎず、作業には助かりました。この日は登山者が多く、スキーを担いで滑りに来られた方もおられ、いつも以上に安全に留意しながらの作業でした。
沢や滝の流れ落ちる音、愛らしい小鳥のさえずりや、ひときわ響くコマドリの声、可憐な花々に雪渓など、飽きることなく歩ける道です。
登山レベルは初級と言われますが、高尾山レベルの気持ちで臨むと、危険です。
装備は、登山靴と熊鈴は必須。ポールと、雪渓に慣れていないなら、7月中は軽アイゼンもあったほうが良いと思います。
案内図にある2つの滝より前にある、2つの滝が隣り合った夫婦の滝。その下を渡る橋もしっかり固定されました。
滝を楽しむだけでも、すがすがしい時を過ごせますよ。
3つ並んだゴゼンタチバナの花。
ツマトリソウ。漢字で書くと褄取草。まれに、花びらが淡い紅色に染まったものがあり、その姿が鎧の褄取りに似ていることから、この名がついたそう。
佇まいが素敵なチシマフウロ。
他にもたくさんの花が咲いていました。
(地域おこし協力隊 小田島 英美)