冬になると、丸瀬布上武利の山彦の滝は、凍って1本の巨大な柱となります。
その姿は、凍るまでの気温や降雪量によって、毎年違った表情を見せます。
今年は雪は少ないものの、去年より早く凍結しました。
上の写真はこの冬の滝、下は昨冬の姿です。
滝に行く道は、冬季は通行止めになりますが、冬の滝を見に行くツアーが開催されています。
日中、動植物を観察しながら滝を見に行く観察会と、夕刻出発して、ライトアップされた滝の幻想的な姿を見るナイトツアー。
私も、遠軽町に移住する前に観察会に参加して、大変感動しました。
ツアーの開催には地域の方の協力があって、それも素敵だと感じました。
白滝ジオパークのガイド組織、えんがぁるジオ倶楽部もツアーの開催に協力しています。
私も所属しており、昨年からツアーのお手伝いをさせていただいています。
1月25日(土)のナイトツアーのお手伝いの日、白滝は朝から吹雪で、ツアーが出来るのか心配しながら出発しました。ところが、白滝と丸瀬布の境のトンネルを抜けると晴れていて、滝に着くと風もなく、しんとして穏やかな空気なのです。
ツアー中は、滝も凍る寒さですから、参加される方の安全を第一に、楽しんでいただけるよう、様々な工夫があります。
滝を見て、やまびこ温泉に戻ると、温かい食事と、美肌になれる温泉入浴が待っています。
ツアーには、白滝ジオパークや遠軽町のWebサイトからも申し込みができます。
ここでしかできない冬の体験を、ぜひ味わってみてください。
(地域おこし協力隊 小田島英美)